リスニング:解き方
~第四能力:解き方~
四つ目は、いかにある問題を効率的、
効果的に解くかという解き方のお話です。
この能力を伸ばす方法
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1.どこに注意するかを知る
こちらは、ある問題の対策として、
どこで引っ掛けてくるのかを知ることです。
どこに注意するかをしるためにはその問題を解いてみるべきです。
というのも、問題文だけからは注意点がわからない場合がある上、
解いてみないと自分はどういった思考で解いていて、それがどう
解答とずれているか知ることはできないからです。
いくつか例をご紹介します。
まず、問題文からわかる例としては、問題文にNOTがついている場合などです。
単純な引っ掛けですが、気を抜くと引っかかってしまいますので、あらかじめ
NOTに丸をつけておくなどして、注意をするべきです。
次に解いてみて注意点がわかる例です。
ある問題の解答が四つあって、四つとも文のどこかでは出てきているという
問題をよく見ると思います。こういった問題に対しては、
普段と違う聞き方をしなければなりません。というのも、
正解以外の三つの解答は、関係のない文脈で出てきているはずなのです。
ですから、その問題では、"話の切り替わりを把握すること"を重視するべきなのです。
こういったように、問題別の考え方を”定式化”させておき、この考え方をこの問題で
使う、といったことを意識しなければならないのです。
2.定式化
↑でも一度出てきましたね。定式化とはある問題や、ある試験に対して
問題の解き方、集中点、注意点をあらかじめ決めておき、それへの対策法
をあらかじめ決めておくことです。つまり、ある問題への対策を
ルーティーン化させる、ということです。ルーティーン化させるということ
はそれが体に身についていないといけませんので、解き方を確立し、それ
を意識した上で、何度も問題を解いてみてください。
いくつか例をご紹介します。
Toeicの大門一では、文と写真の内容一致問題が出ます。
ここでは、文と写真が一致してるかどうかを素早く知る方法が
出てきますので、写真で誰が、何をしているのかを知っておく必要がありましたよね。
つまり、ここでは、写真を見て、状況を把握することを定式化するのです。
大門一に対して、写真をみて、すぐ状況を理解し、問題をとけるようにするのです。
次の例としては、意識点の定式化です。様々なリスニングの対策法、例えば、
話の転換に注意して聞く、それぞれの話の結論に注意して聞く、などの方法を
自分の引き出しの中に入れておくのです。そして、その対策に該当する問題が
出てきた際に、すぐにその意識を引っ張り出せるようにしておくのです。
以上になります、お疲れさまでした!
次は紹介してきた力を伸ばせる参考書をご紹介します!
ただ、リスニングの力の紹介は終わりましたので、今後は解いてほしい問題に
ついてのリスエストを募集いたします。その問題を解くことを通して、四つの力
をどうやって使っていくのかを具体的にご紹介します。
楽しみにしていてください!